「安全は全てに優先する」というスローガンを改めて徹底しましょう！

先週、当センターの上部団体である東京しごと財団（東京都シルバー人材センター連合）から安全就業巡回指導が実施され、いくつかの就業現場を視察したりセンター全体での事故状況や安全対策についての評価・指導が行われました。

都内の全シルバー人材センターが「安全は全てに優先する」という安全宣言を掲げており、何よりもまず安全第一であることを前提にすることとしています。安全第一といっても多少無理をするときもあるとは思いますが、安全宣言は会員皆様のためであり、また、ご依頼をいただく発注者様のためでもある大切な決まりですので日頃から繰り返し思い出していただければ幸いです。

 

当センターは都内５８あるシルバー人材センターの中でも規模・実績ともに上位であるため事故件数もそれに比例して他センターよりも多くなる傾向にあります。毎年7月を「安全・適正就業強化月間」と定めて安全巡回や広報等での案内などを実施し事故０を目指していますが様々な就業環境・会員さん一人一人の体調などの状況から月1～２件ほどのペースで事故が起きています。

例年と比較してもやや事故件数が多く、怪我をした際に重症化（主に骨折）する方が多いため、巡回指導においては今後の具体的な対策について指導が行われました。

※視察した現場の業務についても具体的な指導をいただきましたがそちらは担当職員から関係会員へ詳細を連絡いたします。

 

当センターで起きている事故の多くが傷害事故の「転倒」による捻挫や骨折です。就業先への往復や就業中でつまづいたり段差で転んでしまうことで怪我をされるというものが大半です。

原因は様々ですが、体調等により足取りが不安定な状況に雨天や段差といった環境的な問題が合わさり集中力が低下する（例えば就業に急いでいる時や就業後の帰路で疲れている時など）状況にあると事故が起きやすくなります。読んで頂くと『そんなのは当たり前じゃないか』と思うようなことですが、当たり前のことに少し注意が欠けてしまったときに事故が起きるということを改めて皆様にも再認識していただきたいと思います。

また、以前に比べ転倒した際に骨折（重症化）してしまうケースが増えています。コロナ禍等による体力低下が関係しているものと思われますので、日々身体を動かしていただき骨密度や筋肉量を維持・増強いただくことで転倒時に捻挫や擦り傷で怪我を抑えることができるかもしれません。

 

今後、事故が発生した際に具体的な内容とその再発防止策などについてホームページや会報誌を用いてお知らせをいたしますので自分事と思いながらお読みいただき、就業先のメンバーや関係者の方々にも周知をお願いいたします。

誰かに怪我をさせることは最も重い問題ですが、自分自身が怪我をすることも何かを壊してしまうことも、すべての事故が悲しい思いをすることになります。

当センターとしても安全管理委員会を中心に会員の皆様へ広く情報発信をするとともに安全巡回として現場を回り安全指導をするなど事故０を目指してまいりますのでご協力をよろしくお願いいたします。

 

事故は起こさないこと・起きないことが最善ですが、万が一事故が起きてしまった場合にはできるだけ早くセンターへご一報ください。

センターに関わる事故はセンター全体の問題として対応する必要があり、シルバー総合保険が適用できるものであれば適宜使用して対応いたしますので一人で抱え込む必要はありません。事故ゼロを目指していますが、起きてしまった事故についてはセンターとして誠心誠意の対応を取ることと、次に同じようなことが起きないようにすることが大切です。

 

～こちらの記事・資料も是非ご覧ください～

安全就業 | 連合の活動 | 東京都シルバー人材センター連合の公式WebSite (tokyosilver.jp)

R4シルバー総合保険パンフレット.pdf (hachioji-sjc.org)

 

 

安全管理委員会担当　Ｈ