《安全特集④》 転倒しにくい体づくりについて

安全特集4回目(4週目)のテーマは転倒予防です。

令和5年3月、当センターの上部団体である東京しごと財団が実施

した転倒予防勉強会へ参加した際の内容をお知らせします。

 

お手元に資料をお持ちの方もいると思いますが、添付PDFの

「転倒しにくい体づくり!~~今すぐ始める高齢者向け筋トレ~」

というパンフレットに記載されている体操が転倒予防に効果的

であるという内容です。

このうち、①椅子スクワット運動と④ランジ運動(レッグ・ランジ)

の二つを毎日継続すれば転倒事故をかなり防ぐことができる!

という内容でした。簡単な動きなので、是非一度やってみてください。

 

そのほか、勉強会の中で特に印象的だったことをお知らせします。

 

◆近年、寿命は延びているが健康寿命はそこまで伸びていない。

健康寿命をいかに延伸するかが非常に重要。→筋トレを継続しよう!

◆ウォーキングが最も健康に良いという説が長く存在するが、

実は大腿骨周辺の筋トレにはあまり効果的ではない

※もちろんムダではないが、鍛えられない筋肉がある。

70代でも頑張れば3か月程で50代の筋肉量に戻すことができる

大腿骨骨折をすると生命予後は平均5年…!動けなくなることは寿命に

直結するということ。転倒は筋肉量維持(筋トレ)で多くが防げる。

転倒時、高齢者は大腿骨骨折が多い。若い人は腕が多い。

これは受け身を取れるかどうかが鍵になっているため。

受け身が取れないのは転ぶ速度が速い=筋肉の踏ん張りが弱いため。

◆骨密度と筋肉量は密接に関係している。

◆シニアはメタボよりもロコモへの対策が重要!食べて動くことが大切!

◆鍛える=強くする ではなく、鍛える=維持するでよい。

 

筋トレや運動を始めると頑張りすぎてしまう方が多く、結果として

疲れすぎてしまい継続できないという負のサイクルがあります。

少しずつ、または少しだけでもいいので継続することを意識して

体力をつけ転倒予防や健康増進に努めていただければ幸いです。

 

 

業務安全委員会担当 H