運転免許自主返納、ご存知ですか?

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高年齢者に関係する交通事故が増加する中で、自主的に運転免許証を返納される会員さんが増えています。

都内ならともかく八王子市では多くの方が車で移動しなければ大変ですよね。そんな中でも「何かあってからでは遅いから」「家族から声を掛けられ、辞めることにした」など、利便性を諦めてでも返納という選択肢を選ぶ方がいることはとても素晴らしいことです。

免許を返納すれば自動車の運転はできなくなってしまうわけですが、ただ不便になるということではないようです。

 

①運転経歴証明書の発行

原則として65歳以上の方が運転免許証を返納した場合、警察署にて運転経歴証明書(免許証のようなカード)が発行可能です。

証明書代わりにと免許証を持っている方は、これにより代用が可能です。マイナンバーカードをお持ちであれば不要かもしれませんが…

 

②「高齢者運転免許自主返納サポート協議会」による様々な割引等サービス提供

運転を行わない代わりに、タクシーが割引になったりホテル宿泊代が安くなるなど実に様々なサービスが提供されています。協賛する事業者・サービス内容の詳細は下記ホームページURLをご覧ください。公共機関の利用や定期預金の金利優遇まで、見るだけでも楽しいバリエーションとなっています。

なお、サービス提供を受けるためには運転経歴証明書の提示または運転経歴証明書交付済シールを貼ったマイナンバーカードの提示が必要とのことですのでご注意ください。

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高齢者運転免許自主返納サポート協議会加盟企業・団体の特典一覧 警視庁 (tokyo.lg.jp)

 

③任意保険の等級引継ぎ

任意保険の等級をご家族に引き継ぐことができる場合があります。「中断証明書」を申請することで契約を終えてから10年間、等級の保有ができるそうです。お子さんやお孫さんに引き継ぐことで保険料を抑えることができるかもしれませんので免許返納時にはご加入されている保険会社に確認されることをおすすめします。(もっと早く知っておけたら…と個人的に思いました。)

 

なお、紹介した内容はインターネット上により詳しく掲載されているホームページがたくさんありますので、警察署や保険会社などを含め、十分にお調べになった上でご活用なさってください。

笑い話のようですが、免許返納に自家用車で行って警察署から帰れなくなってしまった!という事例が過去にあったそうです。車両売却の際も免許があった方がスムーズらしいので、免許返納を決めた後は段取りをよく調べてから行動に移していただければ幸いです。

 

安全管理委員会担当 H